家事の時短に大いに役立つ便利な食洗機。現在、食洗機の普及率は30%強にのぼり、およそ3軒に1軒で食洗機が使われています。
特に、共働き世帯や手のかかる小さなお子様がいるご家庭などでは、食洗機の購入を検討する方が多いのではないでしょうか。
この記事では、食洗機のメリット・デメリットを解説します。食洗機の導入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
食洗機のメリット
時間を節約できる
食洗機の一番のメリットと言えば、食器洗いにかける時間を大幅に短縮できることでしょう。食洗機は食器と洗剤をセットして、スタートボタンを押すだけ。朝や夜の忙しい時間帯でも、食器洗いをムリなく行えます。
節水になる
食洗機は手洗よりも少ない水の量で洗浄可能です。
例えば、主力メーカーのパナソニック最新機器では、使用水量はなんと手洗いの約1/9[中村2] !圧倒的な節約を実現します。
洗浄力が高い
食洗機では、食器の形状や大きさを問わず隅々まで洗い上げることができるため、手洗い時のような洗い残しが生じません。
また60~80度の高温で洗うため、除菌効果が高く衛生面でも安心です。
手荒れ防止になる
乾燥や手荒れがひどくなる冬場など、お湯と洗剤の使用による食器洗いでさらに症状が悪化してしまうケースも。
食洗機でも完全に手洗いが無くなるわけではありませんが、量は激減します。手肌が荒れやすい方や、アトピーなどがある方にもおすすめです。
キッチンまわりが片付きやすい
手洗の場合、洗った食器をしばらく洗いカゴなどで乾燥させておくご家庭が多いでしょう。
乾燥機能付きの食洗機であれば、食器が露出させることなくキッチンがスッキリ見えます。食器を拭き上げる手間がなくなるのもメリットのひとつです。
食洗機のデメリット
導入コストや電気代がかかる
食洗機の導入については、本体費用に加え設置工事費を必要とするケースもあります。
また、手洗いでは必要なかった電気代もかかります。
しかし全体のランニングコストについては、手洗いの場合のガス・水道代と、食洗機の場合の電気・水道代を比較した場合、年間で6,470円節約できるとの試算もあります。長い目で見れば節約になると言えるでしょう。
参考:経済産業省|無理のない省エネ節約
食洗機で洗えないものがある
食洗機では、天然木を使用したものや耐熱温度が低い食器などは洗うことができません。誤って洗浄した場合、割れや変形が生じる恐れも。
基本的には「食洗機対応」と注記された食器のみが洗浄できるため、食器選びに気をつかう必要があります。
洗浄に時間がかかる
食洗機を使用すると、乾燥まで行った場合2時間程度を要します。
食器が少量の場合や、すぐに使用したい場合などは、手洗いの方が適切なケースもあります。
定期的なお手入れが必要
食洗機のお手入れでは、食品カスなどが溜まる「残菜フィルター」の掃除を定期的に行うことが必須です。さらに、少しずつ庫内の汚れが蓄積されていくため、数ヶ月に1度の頻度で「庫内クリーナー」の使用を推奨するメーカーがほとんどです。
場所を取る
食洗機を置くには、キッチンの一部にスペースを確保することが必要です。
置き型はもちろんスッキリと見えるビルトインタイプでも、キッチン収納の一部を食洗機に充てることには変わりありません。
まとめ
食洗機にはデメリットがいくつかあるものの、日々の家事負担を大きく減らせるメリットがあります。実際に食洗機を導入したご家庭では、後悔よりも満足の声が圧倒的に多く聞かれます。
食洗機の活用によって、家事の合間にちょっと一息つく時間、お子様と過ごす時間、そんな大切な時間が増えるかもしれません。検討中の方は、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。
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