近年、SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)策定による環境問題への取り組みが盛んになっていることもあり、環境に優しい電気やガスが注目されています。
では、そんな環境問題への取り組みについて、エコとガスの関係性や電気とガスどちらの方が環境に優しいかなどについて解説していこうと思います。
- エコ(環境・電気代)とガスの関係
- エコなガスってある?
- ガス代と電気代、どちらが安い?
電気とガス、どちらが地球環境に優しい?
地球環境と言えば、一番に思い浮かべるのは「地球温暖化」だと思います。
地球温暖化に対して、原因の一因となっているものが二酸化炭素(CO2)と言われています。
そんな二酸化炭素(CO2)ですが、一般的にはガスの方が電気よりも二酸化炭素の排出が多いとされていますが実際の所はどうなのでしょうか?
これについては、たしかに家庭で使用している電気には二酸化炭素(CO2)を排出するものはありません。
しかし、東日本大震災以降、震災の影響により原子力発電所の一部の運転が停止していることもあり、日本は火力発電に依存している状態です。実は火力発電からは大量の二酸化炭素(CO2)が排出されているのです。
このような背景から、現在ガスと比較して、電気は多くの二酸化炭素を排・放出していることになります。
ですので、現在の日本においては、もしかするとガスの方が地球環境には優しいのかもしれません。
エコなガスってある?
最近では光熱費の値上がりもあり、少しでもエコで省エネを意識し、光熱費が節約できる製品・商品が作られています。
ガスに関する製品のひとつでもありますエコな給湯器をご紹介いたします。
その製品とは、「エコジョーズ」という給湯器になります。
エコジョーズとは、ガスを使ってお湯を効率良く沸かすことができる給湯器です。
ご家庭で使われている電気やガスなど、エネルギーを発生させる仕組みのうち、3割〜4割ほどが「給湯」が占めていると言われています。そこで、エコジョーズを使用することで効率的にお湯を沸かすことが可能になり、省エネルギーを実現できます。
では、どのようにして省エネルギーでお湯を沸かすのかと言いますと、従来のガス給湯器は配管をガスバーナーで熱して、そこへ水を通してお湯を沸かしますが、従来のガス給湯器には、配管に溜まった熱が空気中に逃げやすく、発熱効率が悪いというデメリットがあります。
そんな従来のガス給湯器に対し、エコジョーズは空気中に逃げてしまう熱を有効利用することで、従来のものよりも少ないガス消費量で効率よくお湯を沸かすことができます。
従来のものとエコジョーズで、ガス代の比較をすると、ご家庭によって差はありますが、年間で約2万円近く節約できると言われています。
それだけエコジョーズは高効率でお湯を沸かすことができる、無駄なエネルギーを消費しない、ということになります。
また、従来のガス給湯器と比べると二酸化炭素の排出量が、およそ15%削減できると言われています。
効率よくお湯を沸かすことが出来ることで、地球温暖化の原因である二酸化炭素(CO2)の排出を抑えられるということもあり、地球環境に配慮されたガス給湯器と言えるでしょう。
ガス代と電気代、どちらが安い?
各ご家庭によってご使用している家電製品や家族構成等々、ある程度の差はあると思いますが、一般的にはガス代の方が電気代よりも安いです。
ちなみに、オール電化にした場合、昨今の電気代値上がりの影響もあり、以前よりその価格差は開きがあるかもしれません。
さらに光熱を抑えたい場合には、電気とガスを併用することも一つの選択肢かもしれません。
ただし、契約する会社や契約内容、その他にも基本料金の兼ね合いもあるので一概に必ずしもお得になるとは言い切れないのでご注意ください。
契約前にはしっかり調べて検討されることをお勧めします。