お客様からお問い合わせ頂きました。
「ウォッシュレットの電源がどえらぁ点滅するけど壊れとるのかな?」
ということで、早速訪問させて頂きました。
現場に到着して見てみると、1秒間に4、5回の早い点滅。
便座の蓋を開けて品番をチェック!
シャワートイレのK30タイプ。品番はCW-K33ということが分かりました。
この点滅の原因は、
ズバリ「定期点検のお知らせ」です。
えっ?
って思いました?そうですよね。
製品の動作には全く問題が無いにも関わらず、一定の期間が過ぎると点滅してお知らせしてくれるんです。
お客様「ほっかぁ、便利やね〜。ほなその点滅消してくれる?」
私「それが、、、できないんです。メーカーさんでなくては、、。」
お客様「ほっかぁ、ほなメーカーさん呼んでくれる?」
私「因みに、メーカーさんに来てもらうとお金掛かりますが宜しいでしょうか?」
お客様「えっ、、?」
そうなりますよね。。
INAXさん(現LIXILさん)のホームページにも、
「電源ランプの早い点滅は、一般社団法人 日本レストルーム工業会の啓発活動の一環で、長期間のご使用をお知らせするサインです。故障ではありません。」とあります。
お客様の心情からすると、
「メーカー都合で電源が点滅させている上に消すのにお金が掛かるなんてあんまりだ」
という声もあるかもしれません。
しかし、昨今のSDGsの観点からすると、定期点検をしてモノを大切に長く使う、という意味では一概に否定はできません。
という訳で今回は、動作に問題無いことはしっかりと確認した上で、点滅が付いたままご使用頂くことになりました。
余談:この記事にはシャワートイレとウォッシュレットという単語が出てきますが、これらはどちらも商品名です。
シャワートイレ(LIXIL製品)、ウォッシュレット(TOTO製品)となる為、総称としては「温水洗浄便座」となります。
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