高齢者リフォーム:転倒防止対策と段差の解消法とは?

同居、あるいは遠方に住むお爺ちゃんお婆ちゃんが、より快適に生活出来るように、お家を高齢者リフォームしたいと考えている方は多いと思います。

高齢者リフォームの中で最も重要なのが転倒防止対策や段差の解消です。

今回は、転倒防止対策はどんなリフォームをすればいいのか?また、解消しておきたいお家の段差についてご紹介していきたいと思います。

目次

転倒防止対策・段差解消を施しておきたい場所はどこ

最初に優先して、転倒防止対策・段差の解消を入念に施したい箇所についてですが、浴室と脱衣所はしっかりとリフォームしましょう。

浴室と脱衣所は水を扱う場所な上に段差も多いため、転倒事故が多い場所の代表例です。浴室で足を滑らせて転倒してしまって怪我をしたり、頭を打ってしまったことで、結果亡くなってしまったということも少なくありません。

その他、転倒防止・段差の解消を行っておきたい箇所としては玄関や階段などがあります。

転倒防止・段差解消のリフォーム例

次は、転倒防止や段差解消のリフォームにはどんな方法があるのか紹介していきます。

1:手すりの設置

最初にご紹介するのは手すりの設置です。

手すりの設置は転倒防止のための高齢者リフォームの主流と言っても過言では有りません。

足を滑らせやすい浴室や段差の上り下りが必要となる階段などは積極的に手すりを設置しましょう。

また、段差がくても、長い距離を歩くのは高齢者にとっては負担がかかるため、廊下や玄関周りのアプローチでも用心のため設置しておくのも、ご家族も高齢者ご本人にも安心につながります。

2:床を滑りにくい素材に変える

床を滑りにくい素材に変更するというのも転倒防止対策として有効です。

先にもご紹介した通り、浴室など水を扱う場所は床が滑りやすく、それが原因で転倒してしまって怪我をしてしまうということが多いです。

そのため、床の素材を滑りにくいものに変えることで転倒の危険性を減らすことが出来ます。

転倒は些細なトラブルのように思えますが、大きな怪我や死亡事故にもつながってしまうリスクがあります。優先的に対策しておきましょう。

3:床を衝撃吸収素材に変える

床の素材の中には衝撃吸収に優れた素材もあります。

表面を滑りにくく加工した衝撃吸収素材なら、転倒のリスクを軽減しつつ万が一転倒してしまった際の衝撃を抑えることが可能になり、怪我や打撲の抑制になります。

もしものことを考えるなら、防滑&衝撃吸収という2つの転倒防止対策を講じておくのが理想です。

4:スロープを設置する

玄関や玄関までのアプローチにスロープを設置するというのは転倒防止・段差解消に役立ちます。

玄関周りは、一般的には段差が多い場所なので、年々足が上がらなくなる高齢者の方にとっては転倒のリスクが大きい場所です。そのため、スロープを設置することで安全に移動することが可能となります。

また、車椅子で生活しているという方の場合はスロープがないと移動が困難な場合もあります。今現在、車椅子の生活ではなくても、将来のことを考えてスロープを設置する事も検討しておくと良いです。

その他、玄関以外でも段差が多い場所ならスロープの設置は考慮に値します。お家の間取りを確認し、スロープが必要になりそうな場所を割り出しておきましょう。

5:照明を明るいものに変える

高齢者リフォームと言えば手すりやスロープなどが代表的ですが、意外と無視出来ないのが照明の変更です。

お年寄りは視力が衰えているため、通常の照明では見づらいということも珍しくありません。その結果足元の段差や障害物に足を取られてしまい、転倒してしまう危険性があります。

一例として、60歳以上の方は20歳の方に比べて3.2倍の明るさがちょうどいいというデータもあります。高齢者リフォームを考える場合は、照明も明るいものにするといいでしょう。

また、光の反射率が高い壁紙を貼り、部屋全体の明るさを高めるというのも有効です。

まとめ

今回は高齢者リフォームの転倒防止対策・段差の解消についてご紹介させていただきました。

転倒は高齢者にとって常に身近にある危険の1つです。そのため、しっかりと対策しておくことが重要です。

株式会社三和燃料では、高齢者に寄り添ったリフォームプランのご相談も受け付けています。ご相談希望の方はLINE公式よりお問い合わせください。

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